2008年10月26日

『「農」と言える四国』(第2部)開催しました!

8月23日に行われた第1部に引き続き、Home Island Projectの農業イベント<「農」と言える四国>が、10月18日〜19日、25日〜26日の二度に渡り、香川県と愛媛県の両県で行われました。

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その名のとおり、「農」や「食」といった視点から、四国を応援することを目的とした今回のプロジェクトは3部構成で、今回のイベントはその第2部です。
「四国農に触れる」と題した第2部は、四国の若手農家さんの園場に、東京の食の専門家達が訪問して、四国農産物の新しい流通・マーケティング・ブランディングについて、第1部よりさらに現実的に考えるツアーです。
農家さんの「農」への熱い思いをホームで聞くことができ、素晴らしいツアーになりました。


1.実地概要
・プロジェクト名:「農」と言える四国
・イベント名:第2部 四国農に触れる〜アグリツアー〜
・イベントの目的:
第1部ワークショップ にて、四国農業について勉強し合った東京食プロ と四国出身東京在住の若者が、お話を伺った農家さんの農地に、訪問するツアー。机上の議論だけでは知ることのできない農業の現実を、現地で体感することで、より一層、四国農家と東京市場のコミュニケーションを深めることを目的とする。

・日程:【A】平成20年10月18日(土)〜19日(日)
    【B】平成20年10月25日(土)〜26日(日)
・場所:香川県、愛媛県
・参加者数:約50名(香川と愛媛の若手農家、東京食プロ、HIP、行政など)

・スケジュール
9:00 羽田空港第一ビル集合
11:00 高松空港 着
11:30 昼食@さぬきうどん
13:30 愛媛県の農地訪問(3件)
18:00 夕食@芋炊き
〜20:30 交流相談会
22:00 ホテル@香川県 着

8:30 ホテル 出発
9:00 香川県の農地訪問(3件) ※【B】4件
13:00 昼食@バーベキュー ※【B】讃岐コーチンと地鶏卵の料理
14:30 ディスカッションとプレゼンテーション
16:00 高松空港 着
18:00 羽田空港 着


参加農家の皆さん
■愛媛県
【A/B】寺尾果樹園 寺尾悟志さん(かんきつ)
【A/B】寺尾進太郎さん(紅まどんな、小松菜、ゴールドキウイ)
【A】高石光範さん(里芋)
【B】鈴木さん(里芋)

■香川県
【A】スカイファーム 川西裕幸さん(いちご)
【A】観光農園「森のいちご」(12月開園予定の複合農家による観光農園)
【A】広野牧場 広野豊さん(酪農)
【B】まつもの農園 松本稔さん(きゅうり、トマト)
【B】パステール綾南 小田健一さん(花卉、うずら)
【B】辻村ナーセリー 辻村敏文さん(白菊)
【B】眞鍋牧場 眞鍋倫明さん(アスパラガス、レタス)

「食プロ」の皆さん
・株式会社とれいす 代表取締役 春山 佳久さん
・シニア・ベジタブル&フルーツマイスター 黒川 和江さん
・ベジタブル&フルーツマイスター 上原 恭子さん
                 鈴木 規世枝さん


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2.内容
 初日は、高松空港からレンタカーに乗り替え、讃岐うどん屋さんで昼食を食べながら、1日目の概要と第1部のおさらいをしました。
 まずは第1部で審査員から「ミーティングお願いします」の札が3本ともあがったという寺尾悟志さんの園場へ。農地の規模と特徴、収穫量と現時点での客層、出荷のこだわり、作業工程などを伺いながら、温州みかん(極早生)の収穫体験をしました。収穫されたみかんは、いくつかのレベルに分けられ、1割が青果販売にも加工にも使えない完全廃棄があることを知りました。またその選果作業は、目視で行われているため、高齢化が進む農業では信頼性を落としかねない不安があることを知りました。
 つづいて、参加している若手農家の中でも最年少22歳の寺尾進太郎さんの園場へ。現在栽培している紅マドンナ、小松菜、ゴールドキウイを見学、それぞれの栽培方法や問題点、出荷先などについて伺いました。小松菜は収穫体験もしました。【A】の時は、小松菜に虫食いが発生し、ビニールハウスでの害虫発生の恐ろしさ、無農薬栽培の難しさを知りました。また、ゴールドキウイについては契約栽培というシステムについて学び、JAだけではない民間とのマッチングビジネスが行われていることを知りました。
 【A】最後に、市内最大の里芋圃場をもつ高石さんの農地へ訪れ、里芋収穫体験を行いました。「愛媛農試V2号」という品種を掘ったのですが、子芋・孫芋の出荷先はあるものの親芋は廃棄されている様子が見られました。東京では親芋を食べることもある食プロさんたちは、「食べ
られない」と廃棄していた農家さんたちの言葉を聞いて、とても驚いたそうです。
 【B】25日は、高石さんが都合で参加できなかったため、四国中央市職員の鈴木さんの畑へ行って、里芋収穫体験を行いました。ここには、「愛媛農試V2号」の他に「えび芋」「媛かぐや(=えび芋×たけのこ芋)」もあり、その特徴と違い、なぜこういった品種が生まれたかの
話を伺うことがきました。美味しいだけではなく、加工に適した品種改良が行われていることを知りました。
 夕食はそのまま、農業振興センターへ移動して、後継者連絡協議会の若手農家さんたちと食プロさんたちで、愛媛県の郷土料理である芋炊きを食べながら、マーケティングやブランディングの重要性についてや、新規開拓の可能性を現実的に語り合いました。ホテルは香川県に戻らなければならなかったので、名残惜しく解散となりました。


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2日目はレンタカーに乗り換え、香川SEEDの方に先導されながら、車内で二日目の概要と第1部の復習をしました。香川SEEDからは、特製のしおりを頂き、その熱意に驚かされました。

 【A】まずは『「農」と言える四国』開催のキッカケとなった川西裕幸さんの園場へ。農地の規模と取扱品種、これからの方向性などを伺いました。つづいて、今年12月に開園予定の観光農園「森のいちご」へ訪問し、Iターンで同園の社長となった方のお話を伺いました。この観光農園は、周辺の農家が結集し、自分たちの生産物を全て楽しむことができるような形態を成しており、地域の人たちと共同して作り込んでいました。最後に、第1部では酪農体験グリーンツーリズムについて発表していた広野豊さんの広野牧場へ。出荷作業から私たちの口に入るまでの流れを拝聴し、牧場ブランドを作り上げることの難しさを教えて頂きました。昼食は、香川SEEDの皆さん持ち寄りでバーベキューが開催され、味噌煮込みうどんなど、美味しく頂きました。
 その後、@川西チーム「アグリスイーツの開発とその流通について」A広野チーム「酪農教育ファームのビジネスモデル確立」B松本チーム「セミドライトマトのドレッシング開発」の3チームに分かれてディスカッションを行い、各グループの発表が行われました。@川西チームは現状の課題の洗い出しが行われ、第1部のワークショップより具体的な指針が見えてきました。A広野チームは具体的なツアー内容と原価計算まで行われ、聴衆からの反応(マーケティング等)までを集めるところまで進みました。B松本チームは食プロからの的確な調理指示を元に、テイスティングと改良が加えられ、セミドライトマト開発のより具体的な方向性が定まりました。
 
【B】26日は、第1部のワークショップを経てセミドライトマト開発に乗り込んだ松本稔さんの農地へ訪問し、きゅうりの収穫体験とミディトマトの見学を行いました。つづいて、第1部に来られてはいたものの発言できなかった小田健一さん、辻村敏文さん、眞鍋倫明さんの園場へ行き
ました。小田さんは多品種な花卉だけではなく鶉も3万羽飼育しており、様々な分野の手広い農業をされていました。対して辻村さんは白菊一種を栽培しており、その方向性と取扱品種および卸し先によっては、多品種を求められたり、一種高品質を求められたりすることを知りました。
また、眞鍋さんは幾度の失敗と反省を経験されたことから、現在の地位を築いており、その力強さに触れることができました。昼食は自家育成の地鶏と卵を使ったレストランで、香川SEEDの皆さん持ち寄りの味も楽しみながら、新鮮でなければ味わえないメニューを堪能しました。
 その後、@眞鍋チーム「農家の自主流通とお客様の意識」A小田・辻村チーム「花卉農家の出来る花の消費拡大について」B松本チーム「セミドライトマトのドレッシング開発」の3チームに分かれてディスカッションを行い、各グループの発表が行われました。@眞鍋チームは農地訪問で知った旨みが強いのに廃棄となるアスパラの根元部分を使った加工品開発を発表し、A小田・辻村チームは現状と課題の洗い出しが行われ、B松本チームは新開発商品の消費ターゲット層とパッケージングについてアイデアを発表していました。


 第1部のワークショップを経て、議論を重ねた生産者と業者と消費者が、再び顔を合わせてより深く話し合うことができた今回のイベントは、第1部で出した結論だけでは実行のフェーズに辿り着くことができず、また、細部での理解誤差がさらに大きな課題を生み出すことを実感しました。だからこそ、第2部で協議を重ねることができたことで、販路開拓や商品開発を、農家独りよがりではない現実的なものとして実行できる礎を築けたと思います。他にも、訪問するまで見えなかった可能性を発見することや、農家や食プロにとって「当たり前」と思っていたことは実はお互い「当たり前」でなかったことを知るにつれ、これまで以上に自分たちの可能性に気付けたと聞きました。
 さらに、第1部に続いて、多くのメディアの方々にも取材頂き、四国での期待度の高さを感じました。

 11月9日には、『「農」と言える四国』集大成となる第3部「四国農を食す〜四国大収穫祭〜」が行われますが、私たちが想定していた以上の様子を見ることができると期待しています。


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主催:Home Island Project
後援:経済産業省
協賛:株式会社日本航空
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2008年10月22日

11/4 四国のスポーツビジネスを考えよう

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11月4日、四国・九州アイランドリーグCEOの鍵山誠さんをお呼びして、起業やスポーツビジネスについて、お話をお伺いします。

定員20名とさせていただいているので、お早めにお申し込み下さい。

九州・四国アイランドリーグ
http://www.iblj.co.jp/

鍵山社長は(株)フォー・ユーを起業し上場。
その後、石毛監督をサポートし四国アイランドリーグを立ち上げる。
現在は代表に就任し、四国・九州アイランドリーグへと規模を拡大させて、ユニークな独立リーグとしてプロ野球選手も輩出しています。
まさに四国を代表する若手経営者であり、起業、上場、アイランドリーグ立ち上げの軌跡、今後の展望、四国への熱い想いをお聞きして、語り合いたいと思います。


■日時:11月4日(火)19時半〜21時ごろ
■場所:新宿Lovesse Cafe 新宿アイランドタワーB1(Map)
■定員:20名
■参加費:軽食、ソフトドリンク含め3500円程度。

(上記内容は変更の可能性があります。変更があればご連絡します)

定員になり次第、締め切らせていただきます。

申し込みは下記に、ご氏名とご連絡先をお教え下さい。
support@hipj.net 担当:真鍋
posted by hip at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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